fc2ブログ

松の剪定

2008年07月12日 08:03

松の剪定のおかげで体中が痛い。
一日木の上で松を剪定していると、さすがに体にこたえます。
特に、肩と腰は相当きついですね。
松2
松の剪定は少し他の植物と違います。
とにかく時間がかかっちゃう。
大きいものだと、1本の松を仕上げるのに1日以上かかります。
松の剪定をしているときは、
細かい枝を抜く作業をしながらも
全体の仕上がりのイメージを想像しながら枝を作っていきます。
慣れているとはいっても、やはり難しい。
特に最近は松の剪定に失敗した方からの
依頼が多いので余計に枝を作っていくのが難しい。
どうも、今まで庭を管理してくれていた庭師さんが引退して
新しい庭師さんに来てもらったけど、
その人はあまり松の剪定がうまくなくて
どんどん松の形が悪くなってしまった。
それで、見るに見かねて
新しい庭師さんを探して
我々のところに流れ着いた、という話が多いですね。

でも実際のところは、
昔の庭師さんは高齢になり、半分引退しながら、
庭管理の仕事だけをしている職人さんが多いのです。
熟練されている方が多いので、仕事は確かです。
でも、小遣い稼ぎ程度にしかお金をもらってないので、
結果として、リーズナブルな金額で非常にクオリティーの高い
管理を行っていることがあります。
しかしながら、その庭師さんが引退して、次の庭師さんになった時、当然
金額が合わない。合わないから、仕事を急ぐので、どうしても
仕事が粗くなる。こんなことがよくおきています。

あと、お庭のお客様として、理解していただきたいのは、
管理している庭師さんにとって、そこが、
自分が作った庭か、他人が作った庭か、で気合が違ってきます。
作り手には意図があり、それに基づいて庭を造っていくからです。
管理も庭作りの一つなので、当然作庭者の管理者が同じで、
その人が管理をし続ける限りお庭はよくなっていきます。
それに、その庭師さんにとって、お庭を作らせていただいたという、
お施主さんに対する感謝の気持ちが管理の中に入っているので
必然的に仕事が丁寧に成りますよね。

そんなこんなで、庭師をかえるのが難しくなるのです。
同じお金をもらう以上、
仕事にムラがあってはならないのですが、
なかなか実際のところ、
長く付き合っている方よりいい人は見つかりにくいことが多いです。

極端な話ですが、
庭師さんが代わると、お庭の雰囲気が代わります。
特に松や作りものの木が多いお庭では。
庭師さんを選ぶのは大変ですよね。
インターネットで庭師登録サイトでもつくった方がいいんじゃないなか。
写真と経歴と自分が剪定した松の写真をつけて。

くだらない話はおいといて、
松の剪定をしすぎて
夢の中でも松を剪定しています。
夢の中でも、「どの枝を落そうかなぁ~」、と悩んでいます。
松の剪定は難しい、でも、とてもやりがいのある面白い仕事です。


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://gradeners.blog71.fc2.com/tb.php/21-651863e5
    この記事へのトラックバック


    最近の記事